■感想
レム&ラムの
過去編からスタート。
鬼族にとって双子は忌み子とされ、双子は処分される習わしであった。
その双子がレム&レムなのだった。
レムは泣き、それを無意識に守ろうとするレムが強大な力を発揮したため、
双子の処分は免れることに。
10話でも語られていたが、鬼族にとって角とは強さの象徴でもあり、鬼としての証なのだ。
角一つのラムは二つ角の鬼族を上回る実力を持っていたわけ。
子供ながらに強大な力を持っているラムだが、レムの力はラムには到底及ばないものだった……。
鬼の力ではラムには敵わない、ということで料理に挑戦。
レムは一人で森の中へ行き、料理の材料を探しに出掛ける。
……道中、雨が降り始め、雷がラムの元へ落下する。
燃えた木がレムへと倒れるところをラムが現れ、無事に助けられる。
家族たちには一人で森へ入ったりするな、とも言われ、
レムの劣等感は増すばかりであった。
レムがつくった蒸し芋を褒めるラム。もしかして、ラムが蒸し芋を得意料理としているのは……。
……ある日、レムは悪夢を見る。
それをラムが寝ているレムの手を繋ぎ安心させる。
スバルの手を握っていたのは、こういう理由なのでしょうね。
そして、ある日。
村は何者かに襲撃を受ける。
きっと、魔女教と呼ばれる人たちによる襲撃。
魔女教たちはレムを狙うが、それをラムがまた助ける。
その不意を突く形で、ラムの角が折れてしまうのだった。
そこでレムは折れた角を見て、こう思った。
──ああ、やっと折れてくれたそこからがレムの自責の念に苛まれる人生のスタートだった。
お姉ちゃん、姉様が出来たことを全てレムがやれるようにしなくては。
それすら出来ない自分に価値はない、レムは思いながら、日々を過ごす。
──無理をしないで──どうしてそんなに頑張るんですのそういえば「どうしてそんなに頑張るんですの」と言ったメイドは
フレデリカですよね?
個人的にフレデリカの容姿は
巨体でゴツくて目つき悪いメイドを想像してたが……。
なんだこれ、
金髪碧眼超絶美少女! 可愛くて早く
4章が見たくなったレベルですよ。
……うーん、作者がツイートしてただけどさ。別にこのシーンはすごーく重要というわけでもないんだし、カットでもいいよね。
Web版読者へと向けた
ファンサービスってところかな?
カフェコラボメニューに
ドナ茶があるくらいだし。
おっと、話が逸れ始めたので戻ります。
過去編は終わり、レムは目を覚ます。
右肩外れた状態で、レムを抱えて走るスバルすごいな。
そこで語られるレムの告白。
スバルが犬に齧られ、呪いを沢山掛けられたのはレムが躊躇ったから。
……最悪な過去を思い出す"
魔女の臭い"がしたからだった。
そんなレムにスバルは頭突きをし、説教を始める。
……えっと、言っていることはめちゃくちゃだけど、
とりあえず
人を頼るってこと覚えようぜ? ってことですね。
常におんぶに抱っこ状態のスバルが言うのは説得力ありますね。
や、まあ、死に戻りで人に全然頼れてない状態って側面もありますが、
それはスバル視点でしかわからないわけだし。
──レムをラムに突き飛ばし、俺は右に向かって一人で無情にも逃げ去るというのは──ウルガルムを引き付けるからその間にレムを連れて逃げろと咄嗟に照れ隠しするスバルの言葉を暴くラム。
このシーン地味に好きです。
何やら必殺の策がスバルにはあるようだが……。
何故、スバルがレムにそこまでするのか……そう問う。
表向きの理由としては、レムがスバルにとっての初デートの相手だからであった。
……まあ、この記憶はレムにはないし、
今回の周回ではスバルとデートしたのはレムとラムなのだから。
さあ、ウルガルムとの決着を付けようぜ!
ってことで挿入歌としてOPが流れ始める。
スバルの切り札である
ボッコの実を齧り、
ウルガルムに対して渾身の魔法"
シャマク"を唱える。
コメントで言われていたが、犬の嗅覚は目が見えなくなった程度じゃ止まらないと言っていたが、
そもそもシャマクは
視覚、聴覚、嗅覚、感覚、味覚といった五感を封じる魔法(もしかしたら違うかも)
なので、シャマクを受けた
ウルガルムは何も見えなければ、音もしないし臭いも感じれないわけです。
……だから、首元に刺された時に痛がる動作がなかったわけだね。
仕留め損ねたウルガルムはスバルを押し倒すが、
ロズワールが現れ、ウルガルムを呆気無く葬り去る。
なぜ、スバルの元へロズワールがこれたのか。
それはエミリアが言っていたのもあるが、スバルがシャマクを狼煙代わりに使っていたからだね。
策ってのはボッコの実とロズワールのことだったんじゃないかなー?
無事だったレムに抱きつかれ、スバルは意識を落とす。
スバルが目覚めると、近くにレムの姿が。
手を握ってくれてるのは俺の方から? と聞くが、握っていたのはレムの方からだった。
……昔、嬉しかったことを次はレムがスバルへ。
レムは頭を下げ、スバルへと謝罪する。
そこから始まるレムの独り言。
どうして、レムの方に角が残ってしまったんですか。
どうして、姉様の方の角が残らなかったんですか。
どうして、姉様は生まれながらに角を一本しか持っていなかったんですか。
どうして、姉様とレムは双子だったんですか。……レムの今まで思っていた思いを口にする。
そんなレムにラムの悪口を口にするスバル。
角があればそんな評価には……と言うが、
角があるなしを気にしてるのは、レムだけだと。
レムは優しくて、努力家で、一生懸命で、ラムより胸が大きい。
こうして、スバルが生きているのはお前のおかげだ。
レムが居てくれたからこそ、生きているのだと。
角がないラムの角の変わりをレムがやればいいんだよ。二人で仲良く鬼をやったらいいじゃん、と。
来年の話をすると、鬼が笑う。
とりあえずは明日のこと。
……明日の昼食は何にするか。
……靴下はどちらから履くか。
そんなくだらない話をしようと。
笑いながら肩組んで、明日って未来の話をしよう。
鬼と笑いながら来年の話をするの夢だったんだよ。
──鬼がかかってますねこの笑顔を見るために、ここまでやってきたのだと思える瞬間でしたね。
……ああ、この二人には幸せになってほしいものだ。
レムがいて、スバルがいて、エミリアもいる。
そんな日常が見たいものだ。
ロズワールの意味深な発言を挟む。
──龍を殺す。その日のためにで、レムを口説いた次にエミリアとスバルのシーン。
……節操がないですね、スバルくんは。
それにしても、まだ4日間しか時が流れてないんですね。
某学園都市の学生並の忙しさだな……。
そこで、スバルはようやくデートの約束を取り付けることに成功する。
ちなみにデートのシーンはありません。10話終了&2章終了次回へ続く→
第12話「再来の王都」■総評今回の話は素晴らしかった!
スバルくんと同じくらい……そこまでではないものの、
レムの泣き笑顔が見れたのは最高だった。
原作にはなかった過去編の掘り下げもあったし。
……原作者が言ってたけど、ラムの演技が神だったと。
ラムはこの時点で完成されてるので、いままでの声でなおかつ幼さを入れた感じ。
という注文を完璧にこなしてたようで。すげえなりえしょん!
えーっと、フレデリカのことにも触れよう。
このキャラは
原作(Web版)に登場するキャラクターです。
まさか出てくるとは思わなかったし、昔とはいえあんなに可愛いとは……。
あの可愛さは
ヒロイン級だよ……!
……あれ、弟の見た目もすごく気になってきたぞ。
脳内では構築されてるけど、絶対間違ってると思う。
じゃ、今回はここまで!
■次回予告